レーザーカットできる粘着メタリックシート1 案内板を製作

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前回のコラム「レーザー彫刻機用の樹脂素材 二層板」では、二層板のデメリットとして、芯材にメタリックのものが今のところなく、二層板のカタログには、日本の顧客が欲しい色の選択肢が少ないことなどを述べました。

二層板では、文字がメタリックになるものを探すことは困難です。そこで、文字をメタリックにするには、「レーザー彫刻機でカットできるメタリックシートを利用してメタリックの文字を作り、それを好きな素材に貼り付ける」という方法があります。

その手順を追いながら、やり方をご説明いたします。

1.芯材にメタリックシートを貼り付ける

次の写真は、芯材にメタリックシートを貼り付けている様子です。

芯材にメタリックシートを貼り付ける

貼り付けには、粘着シートの中にごみや空気を入れないようにするためには、ロールを利用します。シートの離型紙をロールが動く直前ではがしながらすばやく行う必要がありますが、これは慣れれば割りと簡単です。

失敗は成功の母といいますから、失敗を恐れずにうまくできるようになるまでトライしてください。必ずうまく貼れるようになります。

メタリックシートにはヘアラインシルバーやゴールド、マット、ホログラムなどいくつかのパターンがありますから、入手できる芯材と組み合わせれば製作範囲は無限ともいえるほど多くなります。

2.レーザー彫刻で文字やマークを彫刻

芯材にメタリックシートを貼った材料を、レーザー彫刻機にセットし、彫刻を行います。

メタリックシートは非常に少ないレーザー出力でカットできます。

また、ラスター走査の彫刻に比べるとベクトルのカットだけなので、レーザー彫刻に要する時間は三分の一ほどで済みます。

この写真は、レーザー彫刻が終わったものです。レーザー彫刻機にはZing16を使いました。プレートの左上の部分は、メタリックシートがはがれかかっていますが、後工程でメタリックシートの余分なところをはがしやすくするためです。

レーザー彫刻で文字やマークを彫刻

3.背景部分のシートをはがす

背景の不要な部分ははがします。

文字の中や細かいところはナイフかピンセットを使って丁寧にはがします。

背景部分のシートをはがす

4.メタリック文字の表札が完成

メタリック文字の表札が完成しました。黒アクリルの板にゴールドの文字が入りました。

メタリック文字の表札が完成

二層版と同じサイズの案内板を製作

同じ方法で、前回コラムの二層板と同じサイズの案内板を作ってみましょう。

黒アクリルにゴールドシートを貼ったもの

黒アクリルにゴールドシートを貼ったもの

透明マットアクリルにゴールドとシルバーを貼り分けたもの。(裏側に別のアクリルを貼り付けています。)

透明マットアクリルにゴールドとシルバーを貼り分けたもの

メタリックシートは必要な部位だけに貼って彫刻レーザーカットすると経済的です。

必要な部位だけにメタリックシートを貼って彫刻レーザーカット

さらにはガラス板にゴールドシートを貼ったもの(裏にテクスチャ素材のパネルを取り付けています)

透明なので裏に色んな素材を持ってこられます。

ガラス板にゴールドシートを貼ったもの

いかがでしょうか。二層板を探さなくても、メタリックの文字が簡単に彫刻でき、案内板を作ることができました。

このような案内板は需要があるので、レーザー彫刻機を導入された方は、ぜひともマスターしておきたいところです。

レーザー彫刻がきれいにできるメタリックシートをお求めの方は、弊社までお問い合わせください。

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