事業再構築補助金の適合認定可!EINSCAN SP非接触3Dスキャナー

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EINSCAN SP非接触3Dスキャナー

これまでにも30年くらい前から3Dスキャナーはタッチプローブやピエゾセンサを一面にトレースさせる方式や、レーザー光で連続測距する方式、複数の方向からデジカメ撮影した画像を解析して3Dデータ化させる「フォトスキャン」と呼ばれる方式などがありましたが、いずれも高価であったりトレースに時間がかかったり、アンダー部分などがうまく撮れないなどの欠点がありました。

しかし、最近の3Dスキャン方式には縞模様のLED光を当てて、その歪み具合を読み込み元の3D形状を短時間で割り出すという「白色干渉光方式」と呼ばれるものが出てきました。

この方式を詳しく説明するとちょっと本題から外れるのでここではあえて触れませんが、手順としては照射方向を変えながら何度でも距離や角度も考慮せずに撮り重ねた形状からソフトウェアのアルゴリズムによる自動位置合わせのマージ(集合演算)によって、とにかく早く、正確に、しかもきれいな面を得ることができるのです。

なにより、この撮り重ねた面形状をマージすることで、スキャンデータが巨大化することを防げますから、CAD/CAMに取り込ませても、スムーズに動作します。

3Dデータが重すぎると、CAD/CAMでの処理が困難になっていたのですが、この3Dスキャナーではそのような問題が発生しないところが、これまでのスキャナーシステムには無い最大のメリットと言えましょう。

そのようなメリットのある白色干渉光方式の3Dスキャナーとして、EINSCAN SP非接触3Dスキャナーをご紹介します。

EINSCAN SPの使い方

白色干渉光方式の非接触3Dスキャナー「EINSCAN SP」

3DスキャナーのLEDライトとカメラユニットは一体化されており、20センチ前後のモデルはターンテーブルに載せて計測します。撮像回数を指定して自動回転させることも簡単にできます。

撮り足し

そのあとさらにモデルを倒して自動ターンテーブルでは撮像できなかった部分を撮り足すこともできます。

大きなモデルをスキャンする場合

大きなモデルをスキャンする場合

ターンテーブルより大きくはみ出るものや、向きによって安定しないものを計測するときは、カメラユニットを三脚に載せ替えて使用します。

モデルが大きくて、一回の撮像で入りきらなくても、こうして撮り足すことで、モデル全体を取り込むことが可能となります。

いずれの場合も位置合わせ等の設定や機械操作等は必要なく、PCのアプリ側ですべて自動完結させられます。

アプリの操作について

アプリの操作について

このアプリは、取り込んだ3Dデータの編集や出力手順も大変簡単です。さらに詳しい機能については別掲載の操作マニュアルご参照いただければ幸いです。

アプリの操作について

なおこの般若のお面は16方向からの撮像面をマージして完結しています。STLで原寸出力したファイルサイズは119MBほどですから、CAD/CAMの極楽彫Premium10なら難なく読み込むことができます。

スキャンしたデータを用いての彫刻事例

CAD/CAMに読み込んだ3Dデータは、著作権の問題さえなければ縮小拡大オスメス反転、ほかの3D形状との組み合わせなども自由にできますから、用途は一度限りではありません。

アクリルを加工した事例

こちらは、アクリルを加工した事例です。

封蠟の事例

こちらは、封蠟の事例です。

3Dデータを活用できるのは3Dプリンターに限らないことがお分かりいただけたこととおもいます。

このEINSCAN SP非接触3Dスキャナーは、事業再構築補助金の業態転換においても適合認定されやすいです。EINSCAN SP非接触3Dスキャナーのご購入や活用法など、当社までご相談ください。

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