レーザー彫刻機の開発メーカーであるEPILOG INC.は、米国コロラド州ゴールデンにある、今年で創業30年になる会社です。
ゴールデンというとなじみが薄いでしょうが、国際空港もある州都デンバーのすぐ隣町です。
デンバーといえばジョン デンバー 「ロッキーマウンテンハイ」や「カントリーロード」で有名なシンガーソングライターが愛した街です。
私がEPILOGの社長Mike DEANから聞いた話では、「マウンテン」のフェリックス パッパラルディもデンバーに住んでいたことがあって、バンド名もロッキーマウンテンから来ているのだそうです。
パッパラルディの奥さんは、エリッククラプトンで有名な「クリーム」のプロデューサーでしたが、作詞家でアルバムジャケットのデザイナーでもありました。話がそれましたが、EPILOGの工場と本社、サービスセンタは三棟の建物に分散していて、歩くと遠いと感じるほどのけっこう離れた建物もあります。
年がら年中、アメリカ国内のあちこちで、レーザー彫刻機を展示会に出展しているらしく、デモ機の専用ケースがごろごろしている部屋もあります。
サービスセンタには、二十年近く前のモデルも修理のために送り返されて分解されていました。
レーザー彫刻機本体の開発だけでなく、CO2レーザーの発振器も現在は自前で開発して社内で製造していますのでが、そのためのマシニングセンタもサービスセンタの中にあります。
本社棟には、レーザー彫刻機でのテスト加工やサンプルを作る部屋、デモンストレーションができる部屋もたくさんあって、さすがは開発メーカーです。
聞くところによると、30年前に発売された初号機も現役で活躍しているそうです。現在までに出荷されたすべてのレーザー彫刻機は、シリアル番号からどんな発振器や部品が使われているかを管理していて、修理する際にも間違いのない交換部品が送られてきます。
このあたりが、一流メーカーの地位を確固たるものにしている根拠ともいえるのでしょう。EPILOGの輸入元である私どもでも、お客様に対して、ご導入後は安心して長期間使用していただけるレーザー彫刻機として、自信をもってお勧めできる所以といたしております。