レーザー彫刻機を導入したら販売したい商品として、ペーパークラフトがあります。
エピログZING16などのレーザー彫刻機を使ってペーパークラフト製品を作る場合、切り抜きのエッジがレーザーの熱で黄ばんだり焦げたりする問題がよく発生します。
しかしご安心ください。レーザーによる黄ばみや焦げを回避する方法がいくつかあるのでご紹介しましょう。
レーザー彫刻機を導入したら販売したい商品として、ペーパークラフトがあります。
エピログZING16などのレーザー彫刻機を使ってペーパークラフト製品を作る場合、切り抜きのエッジがレーザーの熱で黄ばんだり焦げたりする問題がよく発生します。
しかしご安心ください。レーザーによる黄ばみや焦げを回避する方法がいくつかあるのでご紹介しましょう。
1.アシストエアを強く吹き付ける
エアアシストとは、レーザー照射部にエアを送り込む装置です。アシストエアを強く吹き付けることで、黄ばみや焦げを抑制できます。
2.排気の無駄をなくす
レーザー彫刻機の中全体にエアーを通すのではなく、レーザー彫刻部の部分的な排気をすることで排気の無駄をなくし、黄ばみや焦げを軽減できます。排気効率を高めるにはレーザー加工する範囲以外に空気を通さないポリフィルムやアクリル板等を敷き詰めて、吸引エアーが切断部位以外を抜けないようにします。
3.不燃加工された用紙、または燃えにくい性質の用紙を使用する
焦げにくい材質の紙を使用します。また、紙を焦げにくく、燃えにくい性質に変える難燃スプレーで処理をするのも有効です。難燃スプレーのデメリットは、スプレー液を浸み込ませてよく乾かす手間と時間がかかるうえ、スプレーのコストもわずかですがかかります。またコート紙などの撥水性がある紙には裏面からスプレーする必要がありますが、焦げを抑えるには一番効果的な方法でもあります。当社ではこの処理剤も販売いたしておりますので、詳しくはお問い合わせください。
4.不燃性ハニカムを使用する
ハチの巣のような形状をした不燃性ハニカムをレーザー彫刻機にセットし、その上に加工する紙を乗せます。ペーパークラフト用紙をテーブルの金属面から離れるようにセットすることで、紙の黄ばみや焦げを軽減してくれます。
通常のステンレスやアルミのハニカムでは、レーザー彫刻時にレーザー光が部分的に跳ね返ります。これによって、ハニカムのピッチに沿った連続点状の焦げ跡のような現象がほとんどの材料で見られます。しかしこの不燃性ハニカムを使用すると、レーザー光の跳ね返りがないため、連続点状の焦げを防ぐことが出来ます。また、材料を浮かせることで排気の通り道を確保することが出来ます。
不燃性ハニカムは、ペーパークラフトの用紙以外で焦げやすい素材にもいろいろと利用が広げられます。
ただし、不燃性ハニカムは金属製のハニカムに比べると耐久性は劣りますので、使用したら定期的に交換する必要があります。そのため、不燃性ハニカムは消耗品としてお考えいただく必要があります。
不燃性ハニカムは、お手持ちのレーザー彫刻機のテーブルサイズに合わせてカットして販売いたしますので、ご用命の際はテーブルの寸法をお教えください。